お知らせ
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
昨年もご門徒の皆さまには大変お世話になりました。またご門徒さん以外の皆様からは、極楽寺の様々なイベントにご参加いただきありがとうございました。
今年も皆さんが参加しやすいお寺にしていく努力は欠かさずに行いたいと思っています。
皆様からもご意見や、こんなことやって欲しいといったご要望がありましたら、いつでもご連絡下さい。
どうかよろしくお願い致します。
さて、話は変わりますが、極楽寺の宗派は浄土真宗です。
浄土真宗の御本尊は阿弥陀如来です。
阿弥陀如来の救いの対象は老若男女・善人悪人わけへだてありません。
あるゆるいのちを救うと誓われた仏様です。その誓いを本願といいます。
浄土真宗の宗祖の親鸞聖人は、その阿弥陀如来の本願をよりどころに生きられた方です。
そのため親鸞聖人は、「この親鸞は、1人の弟子も持っていません(歎異抄)」と師弟関係(上下関係)を否定し、「信心よろこぶそのひとを 如来とひとしとときたまふ(正像末和讃)」と、あらゆる人々は仏様のように尊い命をいただいていると、言われました。
あらゆるいのちを救うということは、どんな罪があったとしても許してあげるといった「有罪・無罪」といった視点ではありません。
世代・性別などの違いはあくまで「違い」でしかなく、それを理由に優劣を付けるのはあくまで人間の都合であって、その根底にあるいのちの尊厳性には違いはないという視点です。
阿弥陀如来の本願は私たちに表面上の違いで人を貶めずに、いのちそのものを見なさいということ伝えていただいているのではないでしょうか。
このような阿弥陀如来の本願をよりどころに生きた親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗の寺院である極楽寺では、やはりこのような視点は大切に持ち続け、それを活動に反映させなくてはと考えています。
たとえば、東日本大震災による原発事故によって避難されている方に対して、イベントを企画し楽しんでもらうようなアプローチだけでなく、なぜ避難せざるを得ないのか、なぜ故郷に帰れないのかを学び、それを多くの方と共有し、二度とと事故が起らない社会を目指すような試み等も同時におこなうことも必要なのではないかと思います。
現在、極楽パンチのようなイベントをすることで多くの方が訪れて下さるお寺になりましたが、より内容を精査して、楽しいだけでなく学びのある活動を実施出来たらと思いますので、今後ともご支援よろしくお願い致します。
合掌